〈日本最高齢男性111歳〉朝昼晩３食と２度のおやつが日課…長生きの秘訣はストレスをためないこと

2025年3月、静岡県磐田市に暮らす水野清隆さんが111歳の誕生日を迎え、「日本最高齢の男性」として多くの注目を集めた。

国内でも希少な超高齢者である水野さんだが、現在も家族と穏やかに暮らしながら、自立した生活を送っているという。

その秘訣は何なのか？本記事では、彼の現在の生活習慣、健康長寿の背景、そして日々の楽しみについて詳しく紹介していく。

111歳の今も元気！水野清隆さんの現在の暮らし

毎朝6時に起床し、朝・昼・晩の3食をしっかりと摂る水野さん。

さらに午前と午後には1回ずつおやつを食べる習慣も欠かさない。おやつの内容はカステラやバームクーヘン、ヤクルト、お土産のお饅頭など。

どれも甘すぎず、やさしい味わいのものばかりで、高齢者に適した内容だ。

長年農家として働いていた影響か、旬の食材を腹七分目で摂ることを意識しており、偏りのない食生活が健康を支えている。

白内障により108歳のときに視力を失ったが、生活力は衰えていない。

慣れ親しんだ自宅では壁を伝いながら安全に移動し、昨年までは歩行時以外は介助を受けずに生活していたという。

訪問医による定期診察でも「血圧・脈拍ともに安定」と診断されており、体調は極めて良好だ。

寝起きや食事など、日々の動作を丁寧に繰り返すことで、体のリズムを維持しているようだ。

同居する息子夫婦や孫との暮らしも、心の支えになっている。日常の会話やサポートが、水野さんの安定したメンタルと生活習慣を支えているのだ。

特に孫との交流は刺激となっており、笑顔が絶えない生活の一助となっている。

長寿の秘訣について尋ねると、水野さんは「何事もくよくよしないこと。

そしてストレスをためないこと。それが一番。くよくよしても始まらんで、すぐ忘れることだ」と語る。

問題が起きても引きずらず、気持ちを切り替える姿勢が健康に大きく寄与しているのだろう。

高齢になるほど、ストレス耐性が心身の健康に直結するとも言われており、現代医学の見地から見ても非常に理にかなった発言だ。

農家として長年勤しんだ日々も、彼の精神力と体力の土台となっている。

自然と向き合う仕事を通じて得た「無理をしすぎない」感覚や、「日々の積み重ねを大切にする」価値観が、今の生活にも反映されている。

季節の移ろいを肌で感じながら働いていた経験は、自然と調和する生き方として、老後にも影響を与えているようだ。

ストレスや不安を避ける生き方は、現代社会における高齢者の健康維持にとっても大きなヒントになる。

水野さんのように、シンプルだが効果的な習慣が、長寿の礎を築くことを証明している。

視力を失った現在、水野さんが一番楽しみにしているのが、大相撲中継をヘッドフォンで聴くことだ。

かつては野球や駅伝のテレビ観戦が好きだったが、今は「パっと勝負が決まる相撲がちょうどいい」と語る。

特に、照ノ富士や稀勢の里、歴代では白鵬が好きだったという。音声だけの観戦では臨場感に限界があるものの、実況や歓声を手がかりに力士たちの動きを想像することに楽しみを見出している。

ただし、「音だけでは誰が勝ったか分かりにくい」と嘆くこともあり、最近の相撲に対する熱意は少し薄れたとも。

とはいえ、日々の中に“楽しみ”を見出す姿勢は変わっていない。

年齢を重ねても、趣味や関心を持ち続けることが心の潤いになると実感できるエピソードだ。

111歳の誕生日には家族でケーキを囲み、テレビでも「日本最高齢男性」として紹介された。

地域でも「よく働いていた人」として知られ、ご近所の人々も誇らしげに受け止めているという。

「きよちゃ」と呼ばれ親しまれてきた水野さんの存在は、今や集落全体の誇りとも言えるだろう。

Q1. 水野清隆さんの長寿の秘訣は？
A1. 「くよくよせず、すぐ忘れる」ことと、規則正しい食生活です。

Q2. 111歳でも自立して生活できる理由は？
A2. 長年の農作業で鍛えた体力と、慣れ親しんだ自宅環境が支えです。

Q3. 水野清隆さんの趣味は？
A3. 現在は相撲中継をヘッドフォンで聴くのが日課となっています。

111歳子のご長寿、驚くと共にとても素晴らしいと感じた。

そして、ご家族と同居という環境も本当にすごいことだと思う。

結婚しない、子供がいない、1人がいちばん気楽という声が大きくなるこの頃ですが、改めて、家族の良さとありがたみを感じる。

私も楽しく長生きしたいと思う。