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「三兄弟の僕らは」/小路幸也~家族の絆ってなんだろう

小説

Kindle UNLIMITのオススメに出てきたリストの中で、表紙の絵が気になって手に取りました。

男の子三兄弟って、賑やかで楽しいお話なのかと思って読み始めましたが……。

三兄弟の僕らは/小路幸也

あらすじ

銀婚式の記念に車で旅行に出かけた両親。家にかかってきた電話で、突然の事故で両親が亡くなった知らせが届く。、残されたのは大学生の兄、高校生の次男、中学生の末っ子の三兄弟。

それまでほとんど面識のなかった祖母が北海道からやってきて、兄弟たちは新しい生活を始めます。
祖母との暮らしの中で、兄弟は両親の隠された過去や家族の絆について少しずつ知っていくことになります。祖母と母の確執、父の秘密、そして……。

「普通の家族」とは何か――。
この小説は、喪失感、成長、家族の絆をテーマに、三兄弟がそれぞれの視点から自分たちを取り巻く世界と向き合い、大人へと成長していく姿を描いています。

感想

ある日突然お父さんとお母さんが居なくなったら……。悲しいとか寂しいとか思う暇もなくそれからの生活を始める事になるなんて、本当に大変だと思います。

おばあちゃんと一緒に遺品整理をしながら話しているシーンは凄く穏やかで暖かい時間の流れを感じました。

三兄弟それぞれが成長していくのが頼もしくもあり、ちょっと寂しいと感じるのは、私が親御さんかおばあちゃんの年代だからでしょうか。

お父さんの秘密、もぉありえない‼️と読みながら憤りました。でも、三兄弟は寛容に受け入れているのを見て、そういうものなのかとも思いました。

全体的に語り口調で進むので頭の中で情景が浮かびやすくて、すんなり読めました。

家族の絆って、やっぱりあったかいものなんだと感じることが出来ました。

 

 

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