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「京都丸太町の恋衣屋さん/天花寺さやか」~人の縁の不思議と京都の魅力を楽しめます~

ラノベ

京都を舞台にした小説には、つき惹かれて読んでしまいます。私は大阪在住で、京都はお隣なんですが、ほとんど知らないように感じます。

近すぎて、改めて行く事はなかなかなくて、でも、興味はある。

という事で、京都を舞台にした小説を紹介します。

京都丸太町の恋衣屋さん/天花寺さやか

 

あらすじ

物語の主人公、矢口泰彦は、地元で転職活動中に居酒屋で危険な目に遭いそうだった女性、弓場明日香を助けます。

明日香は京都の貸衣装店「お衣裳 美三輝」の常務で、泰彦に感謝の気持ちを示し、京都での仕事、さらには将来の結婚まで提案します。

泰彦はその突拍子もない提案に戸惑いながらも、明日香の情熱と純粋さに惹かれ、京都へ行くことを決意します。

彼は新しい環境で、仕事や人間関係を通じて成長し、明日香との関係も次第に深まっていきます。

感想

袖振り合うも多生の縁とはいいますが、困っている時に助けてくれた人に一目惚れ、運命を感じる瞬間ってあるんですね。

京都の女性はおしとやかなのかと思いきや、明日香は京女ながら非常に押しの強い女性、そのままプロポーズまでしてしまう破天荒さはちょっと見習いたいです。

そんな勢いのいい女性を「変な人」と考えることなく、真摯に受け止める主人公の泰彦くんはそれだけで器の大きな男性だと思いました。

結婚ははともかく、明日香さんの熱烈な提案に、全く知らない土地に移って全く知らない世界だった和装・お衣装の世界に飛び込んで、嫌がるどころか興味が出て、多分彼にとっての天職だったんでしょう。

本当に人と人の出会いや関わりって大切で、人生まで大きく左右されてしまうことがあるんだと感じました。

この後の2人の物語が気になります。

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