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「金沢洋食屋ななかまど物語」/上田聡子 ~城下町の素敵な恋の物語~

読書

知人が金沢に行ってきたのでと、金粉入りのお饅頭をお土産にくれました。

いただいたおまんじゅうをお茶請けに何か読もうと探していた時、ふと見つけたことタイトルに心惹かれ、早速ダウンロードして読みました。

金沢洋食屋ななかまど物語/上田聡子

あらすじ

舞台は金沢市内、千夏は大学卒業を控えながら、父の経営する洋食屋「ななかまど」を切り盛りする22歳。金沢の街と「ななかまど」をこよなく愛しています。既に他界している母の言葉を胸に、父と一緒に「ななかまど」を支えて、父の後を継ごうと考えていました。

そんな千夏にも想い人が……。

これまでと違って少しづつ変化していく環境と、周りの思惑、そして自分の気持ち……、時間の流れの中で、千夏は選択を迫られる。

千夏は何を選び、何を諦めるのか。

そして、千夏は大人になっていく。

金沢の街が静かに見守っている物語です。

感想

金沢市内の洋食屋さんと聞いて、ん~、どの辺りなんだろうと真っ先に考えました。金沢城の裏通り、兼六園のあたり、それとも金沢駅の近くだったりして……。

金沢には二度ほど行ったことがありますが、昔と今がバランスよく融合されている街だと思っています。

そんな街の一角でこんなホンワカさせてくれる恋物語があったのかと、妄想の世界に入り込んでしまいました。

しっかりもので責任感強く育った千夏ちゃん、だからこそすごく悩んで迷って戸惑って……、それをそばで見守るお父さんとの絆がとても素晴らしいと思いました。

そして、物語に出てくる登場人物がまんないい人ばかりで、やはり、いい人の回ったにはいい人が集まるものなんだと感じました。

次は冬の金沢に行ってみたいと思わせてくれる素敵な作品でした。

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