「仙人」と呼ばれ古今の文化人が憧れた並みの尺度で測れない『自由な精神』に生きた熊谷守一をここに凝縮。無作為の画・傑出の書・滋養の言葉・美しい姿。油彩52点、書8点、デッサン4点、言葉38篇、ポートレート13点。次女・熊谷榧が語る、素顔の守一「もの語り年譜」付。
映画「モリのいる場所」を観たのが熊谷守一さんとの出会いでした。それがきっかけでこの「ひとりたのしむ」を手に取りました。
45年もの間、住まいの敷地から出ることなく過ごしていたという話を聞いて、相当広い敷地の家だったんだろうな、ボンボンなんだろうな。そして、どんだけ偏屈な人なんだろうと考えていましたが、そんな気負ったところは全然感じられません。
むしろ、あるがままの全てを受け入れてその中に生きるという人間性を感じました。
タイトルの通り本当に「ひとりたのしむ」素晴らしい人だと感じました。
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